42才の勤務医です。一昨年父が亡くなり、些少ながら全ての財産を私が相続しました。基礎控除額以下だったので確定申告はしていません。その中に、父が祖父より相続した宮崎県の農村部に在る居住用不動産と農地が含まれています。司法書 […]
主たる相続財産が実家の不動産しかない場合の代償分割や換価分割に関する留意点
父親の死亡で母親と複数の子供が相続人になる場合、分割協議に起因する争族の話は殆ど耳にしません。全部或いは過半を母親が相続すれば済む話だからです。ところが母親が亡くなり二次相続が発生すると事情が一変します、特に預貯金が少な […]
遺産分割協議では先ず預貯金を貰うのが得策、不動産は処分リスクや所得税負担を考えると不利になる場合があります
遺産分割協議に於いて分割対象となる相続財産の価額は、相続税評価額ではなく遺産分割時点での時価で評価します。分割取得財産が多い少ないで相続人間で揉め、家庭裁判所の調停に持ち込まれることも少なくありません。取得財産の時価ベー […]
節税メリットを上回る経済リスクが考えられる不動産を使った古典的な相続税対策の事例
別稿の「お薦め出来る3つの相続税対策」には共通点があります。資金の流出が無い、又はあっても親族間の移動に過ぎない、若しくは支出した金額以上の回収が契約上確定していることです。税務の取扱いが変更されるリスクも限定されていま […]
相続税対策として非居住者である子に海外資産の贈与を検討されている方からのご相談
元サラリーマンです。中近東での勤務が長かったのでスイスの銀行に纏まった預金を所有しています。相続税対策としてこれで海外不動産を購入し、フランスに住む長女に生前贈与してはどうかと考えています。非居住者に海外不動産を贈与する […]
一時払い終身保険を利用した相続税対策のご相談
「生命保険契約を使った相続税対策」のコラムを拝見しました。同居中の母は現在87才ですが、この処一段と老いが目立つ様になりました。亡くなった父から相続した自宅や株式・預貯金等が有り、万一の場合は相続税の確定申 […]
親から子へ資金援助をする場合に、相続時精算課税制度と暦年課税の何れを選択した方が有利でしょうか?
相続時精算課税の申告でご相談に来所されるのは、60才台の親御さんと3~40才台の子供さんの組合せで、新たに住宅を購入されるケースが殆んどです。 ご高承の通り、相続時精算課税制度では一定の要件を満たせば、住宅取得資金贈与 […]
名義預金による相続税対策は税務調査で否認されるリスクが大きい
相続財産リストの作成で税理士が最も気を使うのが、現預金と株式その他の金融商品です。 理由は、税務調査で申告漏れとして指摘される相続財産のうち約6割が現預金と金融商品だからです。素人でも簡単に把握できるし、評価の手間も掛ら […]
遺留分を良く考慮して遺言書を作成しないと後々親族間の揉め事の原因になります
遺言書を作るには、遺留分を考慮しなければならないと言うのは皆さん良くご存知でしょう。 ところが実際に遺留分を計算するとなると結構大変です。理由は3つあります。 ①相続財産の他に、遺贈財産ゃ生前贈与などの特別受益額を全て反 […]
同族株主が所有する非上場株式に付いての行き過ぎた相続税対策は税務調査で問題になります
相続財産の評価は実勢価格を原則としつつも、政策的配慮や事務負担軽減のため幾つかの特例(簡便計算)を認めています。相続税対策の中には、本来の制度の趣旨を逸脱し、条文の間隙を突いた課税逃れと指弾されても仕方がないものがありま […]