平成21年及び平成22年に取得した長期所有土地等の1千万円特別控除を失念した同族会社からのご相談

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2月期決算の有限会社です。平成21年に取得した不動産を、平成31年年1月末に売却しましたが、税理士の失念で確定申告で租税特別措置法に定める特別控除をしなかったことに後で私が気付きました。所轄税務署に5月の連休明け相談に行ったところ、担当官からは確定申告時に特別控除申告をしていないので応じられないとの話でした。何とか救済処置は無いものでしょうか?宜しくお願いします。

 

貴信拝誦しました。
平成21年と22年に取得した土地については個人・法人を問わず措置法で2つの特例措置が設けられています。これを知らない方が多く、適用漏れが発生してトラブルになることが多いため、幣HPでも常々注意を喚起しています。
さてご照会の件ですが、判断のポイントになるのは一般に「宥恕(ゆうじょ)規定」と呼ばれているものです。これで、当初の確定申告要件の充足が絶対的に要求され更正の請求自体が出来ない事案と、税務署長の裁量により適用が認められる余地が有る事案とに分れます。ケースバイケースと言うことです。
御相談の取引は、租税特別措置法第65条の5の2の該当案件と推察致します。同条第三項には宥恕規定が設けられていますので、必要事項の記載と必要書類及び明細書を作成して更正の請求を行うこと自体は可能と思料致します。実際に還付が受けられるかどうかは、その他の適用要件や失念に到った事情等を総合勘案して、税務署長が裁量することになります。

ご参考までに簡単に制度の概要を纏めました。
1.特例の対象となる長期所有土地等
法人が平成21年1月1日から平成22年12月31日までの期間内に取得をした国内にある土地等で、取得をした日の翌日から譲渡をした日の属する年の1月1日までの期間が5年超のものをいいます。但し次に掲げるものは除きます。
(1) その法人と特殊の関係のある個人又は法人からの取得
(2) 合併、分割、贈与、交換、出資その他
(3) 所有権移転外リース取引又は代物弁済による取得
2.損金算入限度額
損金算入限度額は、長期所有土地等の譲渡により取得した対価の額又は資産の価額がその譲渡をした土地等の簿価と譲渡経費の合計額を超える部分の金額と1千万円との何れか低い金額です。
3.適用除外
法人が、長期所有土地等の譲渡をした日の属する事業年度に、その譲渡をした土地等の何れかに、特定資産の買換えの場合の圧縮記帳等の適用を受けた場合には、この制度の適用を受けることができません。
4.確定申告要件
この制度の適用を受けるには、確定申告書等に一定事項を記載するとともに、必要書類と計算の明細書を添付することが必要です。

 
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報酬亜だし

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