先日、某商社仙台支店に勤務されている方が来所されました。お顔もそうですが心根も仏様のように優しい方です。一級建築士の資格をお持ちで、自然と被災後の復興に話が及びましたが、行政側規制や資金不足もありインフラ復旧が遅々として進まず、地域経済への影響は深刻とのことでした。唯一の救いは、生活物資その他絶対量が不足する中で、お互いに融通し合う雰囲気が住民間に自然と生まれたことだそうです。自分も来年は定年なので、先祖伝来の米作りを続けつつ特技を活かした被災地域の住宅復興の手助けをしたいと語っておられました。
写真は３年ほど前に石巻市にある石ノ森章太郎美術館にお邪魔した時のスナップ(＊)です。建物は無事でしたが、全館海水に浸かり展示物は全滅になったそうです。
(＊) 記事掲載後にお二人の方からこれは「水木しげるのゲゲゲの鬼多郎だ」とのご指摘がありました。偶々館内で水木しげる展が開催されていたので撮ったものですが、女房殿からあの場所は撮影禁止じゃなかった？と言われ！！
(＊) 東日本大震災で美術館が消失した由、返す返すも残念です。
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