■ 北海道 美瑛

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北海道のほぼ中央、美しい丘陵風景と花畑で知られる美瑛を訪れ、観光立国としての日本が今後進むべき道標を見た様な気がします。キーワードは「人の力」です。

美瑛の外観ですが、駅周辺及び郊外とも華美さは無いものの、シンプルなデザインで比較的築浅の建造物が多く、また整然と区割されているので、全体に調和が取れた印象を受けます。
パノラマロードやパッチワークの路と呼ばれる広大な丘陵地は、農業や牧畜など日々の生活の糧を得るため、酷寒の原野を人が切り拓いた耕作地の中にあります。観光客目当てに作られた施設やレストランは、郊外の広いエリアに分散しているので,煩わしさがありません

次に特筆すべきは地元にお住まいの方の接客力、即ち観光地に不可欠なソフトが素晴らしいことです。ホテルのフロント係、バスやタクシーの運転手さん、森のレストランのご夫婦。何故あの様に自然で爽やかな対応が出来るのでしょうか?
そう言えば、倉本総の「北の国から」や「優しい時間」、高倉健の「ぽっぽや」などの名作の舞台も確かこの近辺でした。厳しい自然環境が人を易しくさせるのでしょうか?

観光地に有りがちな土産物店の呼び込みや、過客の嬌声喧騒の類がなく、ゆっくりと時間を掛け自然を満喫するのに向いた場所でした。尤もこれに価値観を見出せない方には、少し退屈かも知れませんが。

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